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水彩教室4月の課題 Watercolor class April

2020年4月30日木曜日

メイキング 水彩教室から 動画

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水彩クラス、4月の課題はこれ

太海(ふとみ)千葉県


緊急事態もどうやら延長みたいですね。
ボクの水彩クラスの4月予定していた課題、 だいぶ遅くなりましたが、動画をYoutubeにアップしました。
家にいるのも退屈でしょうし、このブログとYoutubeの動画で水彩画を描いてみてください。ほしい方には写真とテキスト(pdfまたはプリント)も差し上げます。お申込みは連絡フォームからお願いします。
テキストは無料です。pdfが開けなければプリントを郵送します。

今月のテーマは初夏の海です。場所は千葉県の太海(ふとみ)。写真の島は「雀岩」と呼ばれています。海は手前の堤防をカットしてあります。それでは描いてみましょう。
【一番下に動画があります。】

描き方

真夏ほど光は強くありません。ポイントは水平線と遠景の描き方です。

水平線

水平線をしっかり描くと、遠近感がなくなってしまいます。わずかに滲んでいる水平線を描くのは難しいので、今回は水平線を描かずに済ませました。夏の海ではないのでこれでよいと思います。

遠景

遠くに見える陸地は、実際よりも薄く曖昧に描きます。写真にとらわれずに描きましょう。手前の島(雀岩と言います)はもう少し濃く、一番手前の崖はハッキリと描きます。

中景

右側の、一番手前にある絶壁。細かい凹凸があります。筆をすばやく走らせて、偶然できた塗り残しや、かすれを利用して凹凸を表現します。

近景

手前の海はごく薄い色をドライブラシ(かすれ)で描き、微妙な海の色を表現します。

手順

ざっと手順を説明します。詳しくは動画をご覧下さい。

スケッチは輪郭だけスケッチします。
簡単なスケッチ


ウェットインウェットで空と海を塗り、雲と陸地は絵の具を筆で吸い取ります。(リフティング)
空を塗る


遠景の陸地を薄く描きます。いろんな色を滲ませて。
遠景の描写


手前の小さな島(雀岩)を描きます。濃くなりすぎないように。


一番手前の崖を描きます。初めは薄い色に留めておきます。
手前の崖を描く


乾いたあと、もう少し濃い色を崖の表面に置いていきます。偶然できた濃淡や塗り残しは表面の凹凸として利用します。


海に表情をつけます。ごく淡い青、ブルーグレーなどでドライブラシ。水筆で少しぼかしていきます。


点景の人々を描きます。頭をできるだけ小さく描くようにしましょう。
ホワイトはカメラのフィルターが入っていたプラスチックケースに溶かして保存しています。


細かい陰影をもう少し加えます。


崖の表面の明るい部分をリフティングしたあと、細かい陰影を少し描き加えて、リフティングが目立ちすぎないように陰影を整えます。


サインを入れたら完成です。


詳しい手順は動画をご覧下さい。

水彩画 海 / 初夏 The sea / Early summer
25x35cm Fabriano traditional white 300g


水彩画の描き方

水彩の技法やメイキングはこっち
[水彩画の描き方]ブログをご覧下さい。
シーン別メイキング、水彩動画もこちらにあります。

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