ホワイトアイビス水彩紙

新しい水彩紙「ホワイトアイビス」、ホルベインから発売されているこの水彩紙を使って見ました。
「コットンを高配合し、欧州の高級水彩紙に匹敵する高い発色と基本性能を持った日本製の高級水彩紙です。……」(ホルベインの解説から引用)
おお、!! 期待を抱かせるお言葉がさりげなく入っています。
今までも「欧州の高級水彩紙に匹敵する」ようなコットン100%の国産水彩紙はいくつかありました。しかし、欧州の高級水彩紙に匹敵する値段だったり使い勝手が悪かったりと、ボクにとってはわざわざ使う理由が見あたらないものでしたが、今回のホワイトアイビスはどうでしょうかね。

デザインはgood!

ホワイトアイビス水彩紙
元(今でも現役ですが)グラフィックデザイナー、アートディレクターとしては、表紙のデザインも注目したいところ。このデザインは秀逸かと思います。何か描く気を起こさせるというか、ちょっと小脇に抱えて歩きたいような表紙、良いナー。ホワイトアイビス(朱鷺)をデザイン化した丸いマークもシンプルでgood。(個人の感想です)

相変わらずのサイズ、リーズナブルな値段

サイズ(大きさ)は相変わらずというか、SM〜F8というカンバスサイズ。紙なんだからサ、使い勝手の良いB判にしてくれればいいのに。Fサイズの縦横比は一定ではなく、しかも横が短くて使い勝手が悪い。でも枚数は15枚綴じでF4ブロックが2,000円と、欧州の高級水彩紙、中でも良心的な値段のウォーターフォードと比べてもリーズナブルです。
一枚売りは四六判(788x1091mm)で価格は760円と安い!!。せっかく四六判で作っているのだから、ブロックもB3(四六判の1/4)〜B5(四六判の1/16)にすればムダもないのにねぇ。まあ、文句を言っても仕方がない。

紙の色と目

ホワイトアイビスの表面
紙の色は白い。白い紙は総じて表面が乾くのが速いので、素早く描く必用があるかも。白いと発色は鮮やかかなと思うけど、ふつう水彩画を描くときにはそんなにビビッドな色は使わないので、発色についてはよほど悪くなければOKです。
紙の目はやや荒いですがラフ(荒目)ではなく、コールドプレス(中目)です。

描いてみましょう

それでは一枚描いてみましょう。
簡単な鉛筆スケッチ
台湾の温泉街、北投の一コマ。簡単にスケッチします。鉛筆の乗りはふつう。

途中まで色を塗る
着彩はパルプの水彩紙のような乗りの悪さもなく、濃いところも普通に描けます。アルシュやウォーターフォードに比べるとフワッとにじまない感じもしますが、このへんは慣れもあるので続けて使ってみないと何とも。にじみ止め(サイジング)もほどよい感じです。

水彩画「温泉路 / 北投」台湾  Wenquan Road  Beitou Taiwan
水彩画「温泉路 / 北投」台湾
Wenquan Road / Beitou Taiwan
Paper:Wite Ibis  coldpress  300g

描いているあいだは特に紙を意識することはなく、普段使っているウォーターフォードやアルシュと同じような使用感です。重ね塗りも下の色が溶けにくく、スクラッチも試してみましたが、表面の強度も十分でした。絵の具が乾いてからのリフティングもできます。この絵を描いた限りではなかなかいい感じでした。

比較のためウォーターフォードに描いたもの
描き味を比較するのに、ウォーターフォードでカンタンに描いてみました。フワッとしたにじみと濃い色の乗りの良さはコットン100%のウォーターフォードに軍配が上がるでしょうか。

評価はまだ保留

たった一枚描いただけなのでボクの中での評価はまだ定まりませんが、ウォーターフォードに比べてリーズナブル(アルシュに比べれば格段に安い)なのでスケッチに持っていくには最高でしょう。以前、ランプライトを試したときに失敗したので、評価(といっても、個人の感想ですが)はもっと描いてみてからにします。

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自己紹介

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水彩画家のくどうさとしです。
Satosh Kudo / Watercolor artist
千葉と東京で水彩教室
【日本透明水彩会】(JWS)会員
Member of Japan Watercolor Society