Pallet パレット
パレットは悩ましい。これは! というジャストフィットするパレットにはまだ巡り会っていないな〜。
持って歩かなければ、絵描き仲間の畑尾洋子さんがニューヨークで買ってきてくれた「ブッチャーズトレイ」が、広くて使いやすいのだが、さすがに持って歩く訳にはいかないので、結局オーソドックスなホルベインのパレットを使ってます。
使い勝手は悪くないのだが、不満がない訳じゃない。特に「親指を突っ込むあの穴」は邪魔者以外の何物でもない……
と思います。あそこに親指を突っ込んで描いている人をボクは見たことありません。といっても、アレをふさいで平らにするのは難易度が高いので、諦めるしかないけど。
もう一つの不満は、仕切りが低くてとなりの絵の具が侵入してくること。
Colors mix with capillary phenomenon
ほら、こんな風に。となりのグリーンが黒くなっちまったい。
でもよく観察すると、仕切りからあふれている訳ではないみたいですね。どうやらフチを伝って毛細管現象でとなりに流れ込んでいるようです。
そこで、パレットのフチを良くぬぐって、練り消しで土盛りしてみました。
お見事!!!
混ざらなくなりました。
Stop capillary phenomenon with kneaded eraser. Color does not mix !
ならばということで、パレットに工作してみました。
hand work 工作
I improved the pallet with hot glue gun.
ホットグルーガンの出番。ちょっと年季が入っているけど、ちゃんと使えます。これでパレットのフチにそってワックスを流し込んでしまいましょう。
↓↓
結果は?
Before
After
大成功! huge success !
練りゴムで盛るだけでも改善するけどね。他にもパテとかゼリー状の接着剤とか、色々手はあると思います。
ぜひお試し下さい。
大成功! huge success !
練りゴムで盛るだけでも改善するけどね。他にもパテとかゼリー状の接着剤とか、色々手はあると思います。
ぜひお試し下さい。
いつも素敵な絵を拝見させていただいております。
返信削除私も長いことホルベインを使用していましたが、ここまでの苦労をしたことはなかったです。😅
確かに先生のように水や絵の具をたっぷり使うのが水彩画の魅力なので、逆にここまで毛細管現象で苦労しないようなカサカサの絵を描いていたことを反省😔
今は月光荘のアルミで指穴なしのタイプを愛用しておりますが、アルミの色も軽さも仕切りのまろやかさも全部気に入っています。
それにしてもホルベインさんには本当に指穴無しのパレットを出して欲しいですね。
paletteさん、ありがとうございます。月光荘のパレットはボクも持っています。そのうち記事にしようかと思います。またいらして下さい。よろしくお願いします。
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