サイズ:14x14cm
紙:ファブリアーノ・ウォーターカラー300g
路地の絵をよく描きます。
大抵の人は、なんでこんなところ描くのか
と、思われるでしょう。
いや、それより、目にも留まらず
「スルー」されるんじゃないかな。
路地にはいろんな面白い形が潜んでいます。
よく見るととても美しい。
特に台湾の路地には、古い自転車やバケツや
なんに使うのかわからんものまで、
雑然と配置されている。
そこに光がさして、面白いリズムを醸し出しています。
これが僕にはとても美しく見えます。
美しい風景は、まぁ、美しい。
サイズ:17x12cm
紙:ファブリアーノ・ウォーターカラー300g
誰が見ても美しいという風景、
美しいとは思います。
それでも、絵にすると物足りなく感じてしまう。
路地には、どうでもいいもの、
古くて朽ち果ててしまうもの
誰も目を止めないような雑多なものが散乱して、
まるでインスタレーションのようになっている。
そういう魅力的な路地を見つけると、
「ああ、こういうところを描きたい」と思う。
誰かに認められるためではなく、
自分が納得するために。
水彩紙 ファブリアーノ「ウォーターカラー」
(写真 クサカベ)
今回使ったのは、コットン25パーセントの
ファブリアーノ「ウォーターカラー」という水彩紙です。
コットンの割合が少ないので、
水で解いた絵の具が表面を漂う感じで、
コットン100%の水彩紙のように
ふわっと滲んではくれません。
また、重ね塗りすると、先に塗った絵の具が溶けてしまうのも
パルプの水彩紙によく似ています。
後から薄い色をかける「グレージング」はうまくいきません。
ただ、後から絵の具を濡らしての修正はやりやすい。
値段が安いので練習用に、と思われるかもしれませんが、
100%コットンの紙とは書き味が違うので、どうかな〜〜。
描きにくいので練習にならないかも。
気軽なスケッチに持って行ったり、ラフスケッチを描いたりするには良い。
ボクのように透明水彩を使う方には、
値段が高くてもアルティスティコ(コットン100%)をお勧めします
(写真 クサカベ)
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