新緑の季節
5月は新緑の季節、……とはいえ、最近は桜の時期も早まっている昨今、5月には緑も濃くなっているかも知れませんね。新緑は4月に描くのがよいかも。
この時期、気温も上がり絶好のスケッチ日和が続きます。
ボクの水彩教室でも4月(一部の教室では5月)に「新緑」を取り上げました。
課題の写真と動画を掲載しておきます。
よろしければ描いてみてください。
新緑の緑は
新緑の緑は黄緑色。
でも、黄緑色にもずいぶん幅があります。
ボクが普段使っている絵の具では、
緑がかった青(マンガニーズブルー)と黄色(イミダゾロンイエロー)を混ぜると
鮮やかな緑色ができます。
青を少なくすると黄緑になり、
青の量によって黄緑に幅ができますね。
また、バーントシェンナをホンの少し加えると
地味な黄緑色を作ることもできます。
今回ボクが使ったのは黄色にほんの少しの青。
出たばかりの柔らかい葉っぱを描きたいので、
ほとんど黄色に近い黄緑にしました。
混色で緑を作ると自由に色味を調節できます。
加えて、影になる葉っぱは深緑
(赤味がかった青のウルトラマリンと黄色)
さらに暗いところは紫(ウルトラマリンと赤)、
そして混色の黒(ウルトラマリンとバーントアンバー)です。
緑ばっかりの絵には
新緑の絵に限らず、木々を描く風景画は
全体に緑ばかりになって少々地味です。
木の葉や草をグリーン一色で描かずに、
色味の違うグリーンや紫を滲ませると
色相が豊かになって良いと思います。
地面が少し見えていたりするのも
アクセントになっていいですね。
草ッぱらの向こうに見える地面や
(ジョンブリアンNo.1で描きました。)
滲ませた遠くの景色(紫色)がアクセント。
緑の色調も2〜3色使って色味を豊かにしました。
いちばん上の画像
水彩画「新緑」
Waterford 中目300g
31x22cm
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