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Cityscape(シティスケープ)、絵を描く人向けに「都市の風景」と訳しましょうか。都会の中の風景を描くのが好きで、ときどき描きます。
何故ときどきなのか? というと、描くのにとてつもなく時間がかかるからなんです。また、たとえ時間があったとしても、描くのがしんどいせいで、集中が途切れて失敗することもありました。今では1回にせいぜい1時間〜2時間くらいで止めることにしています。
都市の風景を描くのは、まあ、ライフワークとでも申しましょうか、死ぬまで描き続けたいと思うのですが、2010年から今までで35枚くらいしか描けませんでしたねぇ。だいたい年に4枚のペース。もうちょっと描きたいなと思うのですが、なかなか捗らない。
この、都市の風景を描くという行為は、普段の水彩画を描くというのと少し違っていて、特に水彩で描く必然性が無いというか、要はたまたまボクが透明水彩を使うので水彩で描いているだけで、使えれば油彩でもアクリルでも、あるいは色鉛筆でも良かったんだろうと思います。
簡単に言うと、現代の一部分のある瞬間を切り取って、それを描くということなんですけどね。なかなか説明しづらい部分もあります。
だいたい、透明水彩らしいざっくりとした表現には向かないテーマだしね。ただ、水彩で描くからにはできるだけ水彩らしい描き方をするというか、にじみやぼかしを使って描いています。
というわけで、前置きが長くなりましたが、シティスケープの新作です。
Dihua Street-2 / Taipei (Taiwan) 水彩画「迪化街-2」(台北 / 台湾)22x31cm
時々「現場で描いたのですか?」と聞かれますが、完成までに15〜30時間もかかるので現場で描くのはちょっと難しいですね。また、「写真みたいですね」と褒めて下さる方がいらっしゃるのですが、まあ、気持ちだけありがたく頂いておきます。写実的な絵を描く絵描きは「写真」のように見えるこが目標ではないので、実は褒め言葉ではありません。「リアルですね」の方が嬉しいかな。
それでは、また。
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